3.数式を使う

この章の記述は著しく信頼性に欠けます。数式の扱いについてはちゃんとした解説書を読んで下さい。ここでは、miの機能を活かして数式を使うための方法を考えてみました。

3.1.本文中での数式

TeXの本文中で数式を使うには、数式の部分を$で両側から挟みます。例えば、$y = ax^2 + bx + c$と書きます。

3.2.別行立ての数式

別行立ての数式は\[と\]で両側から挟みます。別行立ての数式を使うと、改行され中央に表示されます。下の図では中央かどうか分かりませんが。

\[ \]を使った別行立ての数式では数式番号が表示できないので、参照するのに不便な場合があります。一方、equation環境を使うと数式番号を表示できます。miのTEXモードには数式環境を使うためのツールがデフォルトで用意されているので、こちらを利用してみましょう。

miのメニュー「ツール > E 数式」をクリックすると5種類のツールがあります。このうちの「E 数式(1行・番号)」ツールと「E 数式(複数行・番号)」ツールを実行すると、数式番号付きの別行立ての数式環境を入力できます。「A 行列」ツールは他の数式ツールを実行した後で、その環境の中で行列を表示するためのテンプレートを入力します。なお、「H 数式(複数行)」ツールはamsmathパッケージを使わなければ利用できません。では、例えば「E 数式(1行・番号)」ツールを使うとキャレットの部分に

\begin{equation}

\end{equation}

と入力されるので、間にさっきと同じ数式を入力してください。

3.3.数学記号

TeXが便利なのは、なんといっても数式の扱いが簡単だからです。TeXに慣れるとMicrosoft Wordの数式エディタなんて使う気にはならないでしょう。といっても、言ってる自分は使っているところを見ただけで使いたくなくなり一度も数式エディタを使ったことがありません。

TeXで利用できる数式記号はたくさんありますが、それらを全て覚えるのは大変なのでTeXのガイドブックなどの一覧を用意しておくと便利でしょう。けれども、「TeX数式記号マクロ集」を使うと、ほとんどの数式記号をmiのメニューから入力できるようになります。インストールをおすすめします。

TeXの数式コマンドに慣れてきても、スペルを忘れたり長いコマンドを最後まで入力するのは面倒だったりします。そういった時は、miの「省略入力」機能を使うと便利です。miはキーワードに登録されている文字列を色付けする機能がありますが、これらのキーワードは省略入力で利用できます。

今、例えば\overrightarrowと入力したいとします。\oまで入力してshiftキーを押しながらspaceキーを押すと、キーワードに登録されている\oから始まるコマンドがspaceキーを押すごとに順に表示されます。もちろん、\ovまで入力してから省略入力すれば、\ovから始まるコマンドが表示されます。今度はshiftキーを押しながらtabキーを押すと、tabキーを押すごとにさっきの逆順に表示されます。このキーの設定はmiのTEXモードの設定のキーバインドでできます。

3.4.amsmathパッケージ

amsmathパッケージはより複雑な数式を扱えるようにするパッケージですが、もし数式を使うならおまじないだと思ってプリアンブルに\usepakcages{amsmath}を追加しておくとトラブルが少なくなります。なぜなら、miのTEXモードにはデフォルトでamsmathパッケージで定義されている数式コマンドが登録されているからです。そのため、amsmathパッケージでなければ使えないコマンドも、色づけの対象になります。

一方、amsmathパッケージではない\sqrtコマンドやamsmathパッケージの環境名が登録されていなかったりするので、mi toolsに付属のキーワード追加用のファイルを利用して、TEXモードにキーワードを追加して下さい。

3.5.キーワードの追加

miのメニュー「mi > モードの設定 > TEX」を選択すると、「モード"TEX"の設定」パネルが表示されるので、「キーワード」ボタンをクリックしてから「キーワード カテゴリー」の「コマンド」を選択して右の「編集」ボタンをクリックして下さい。「カテゴリーの設定」パネルが表示されるので、「新規追加」のところに\sqrtを入力して「追加」ボタンを押します。続いて「OK」ボタンを繰り返し押せばキーワードに\sqrtが追加されて色付けされます。

次に、amspathパッケージで定義されている環境名を追加します。さっきと同じように、「モード"TEX"の設定」で「キーワード」をクリックした後、「キーワード カテゴリー」に「新規追加」を行ないます。「カテゴリーの設定」で「カテゴリー名」を「amsmath環境」にします。別にどんな名前でも構いません。それから、「ファイルから読み出し」をクリックしてmi toolsに付属の「amsmath環境.txt」を選択して下さい。このファイルは、TEXモードでキーワードにデフォルトで登録されている環境名に、amsmathパッケージで定義された環境名を追加したものです。環境名が読み込まれたら「OK」ボタンをクリックしていけば設定完了です。

3.6.対応文字列の登録

TeXで数式を使っていると、頻繁に環境の宣言を行ないます。デフォルトのツールを使っていてもいいのですが、一部の環境のツールしか用意されていません。ツールを自作してもいいのですが、ここではmiの「対応文字列入力」という便利な機能を利用します。

「対応文字列入力」機能を使うと、例えば

\begin{equation}
y = ax^2

と入力した時点でmiのメニュー「編集 > 対応文字列入力」を選択すると、自動的に

\begin{equation}
y = ax^2
\end{equation}

と\end{equation}を追加します。ただし、デフォルトでは対応文字列が登録されていないので、まずは全ての環境名に対して対応文字列の登録を行ないます。ところが、これを全部いちいち手で登録するのは面倒なので、mi toolsに付属の「対応文字列.txt」を読み込みます。

miのメニュー「mi > モードの設定 > TEX」を選択して、「対応文字列」ボタンをクリックします。「ファイルから読込」ボタンを押して、「対応文字列.txt」を選択して下さい。「対応文字列のリスト」にちゃんと追加されていれば成功です。

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