2.TeX Compile Logの使い方

2.1.TeX Compile Log

mi toolsでコンパイルが行われると、「TeX Compile Log」という名前のインデックスウインドウが作られます。そこには、auxファイルとlogファイルの参照、エラーがあった場合にはTeXソースファイルのエラーのあった行の参照を表示します。

したがって、視認性を高めるためにもTEXモードの設定の表示設定で、「各行の行番号を表示する」にチェックを入れて、「段落番号」を選択しておきます。同様に「左下に現在の行番号を表示する」にもチェックを入れて、「段落番号」を選択します。

mi toolsのほとんどのツールが「TeX Compile Log」にツールの実行結果やエラーの内容を書き出します。

mi toolsではなく、TEXモードのデフォルトツールを実行した場合も「TeX Compile Log」を作成されます。miのメニュー「ツール > TeX コンパイル」あるいは「ツール > コンパイル&プレビュー」でコンパイルが行なわれますが、これらのツールが作るインデックスウインドウは、miのウインドウメニューには「TeX Compile Log」と表示されます。

一方、mi toolsが作った「TeX Compile Log」は「インデックス」と表示されます。mi toolsはすでに「TeX Compile Log」が存在すれば、そこへエラー解析結果を書き込みます。けれども、デフォルトのツールはツール自身が作った「TeX Compile Log」にしか書き込みません。デフォルトのツールと併用する場合は、mi toolsの実行以前にデフォルトツールを実行して「TeX Compile Log」を作成しておいて下さい。

2.2.参照先を開く

「TeX Compile Log」の参照をダブルクリックすると、参照先を開くことができます。ここではlogファイルを開きます。

ファイル名の後に段落番号が表示されているところをダブルクリックすると、参照先のファイルを開いてその段落を選択します。

2.3.アプリケーションの指定

「TeX Comppile Log」の参照をダブルクリックすると通常はmiで開きますが、そのファイルを開くアプリケーションを指定することができます。例えば、「dvipdfm」ツールを実行するとPDFファイルの参照を表示しますが、この参照をダブルクリックしたときにAcrobat Readerで開くように指定できます。

まず、miのメニュー「mi > 環境設定...」を選択して下さい。それから「起動アプリ」ボタンをクリックします。すると、起動アプリケーションの設定パネルになります。

「追加」ボタンをクリックすると起動アプリケーションの設定ウインドウが開くので、次のように設定すると「TeX Compile Log」のPDFファイルの参照をダブルクリックしたときAcrobat Readerで開くようになります。

他にもEPSファイルをIllustratorで開いたり、JPEGファイルをPreviewやPhotoshopで開くように設定することもできます。ご自分の環境に合せて試してみて下さい。

2.4.miのエラー解析

miにはエラー解析の機能が内蔵されているので、「TeX コンパイラ」で指定したアプリケーションがコンパイルを終了すると、logファイルを参照してエラーがあったら「TeX Compile Log」にエラー行を表示します。これは、「TeX コンパイラ」にUNIXコマンドを指定した場合も同様です。

しかし、mi内臓のエラー解析機能は\inputや\includeコマンドを用いて他のソースファイルを読み込んだりしている場合に正しく動作しません。エラーが起きているのにエラー行を書き出していません(下のログ)。一方、mi toolsではこの点を若干改良しており、挿入されたファイルのエラー行も参照することができます(上のログ)。ちゃんとエラーの出ているjoron.texのエラー行を参照しているでしょう。

また、miデフォルトの「コンパイル&プレビュー」ツールは、エラーがある片っ端からプレビューを停止してしまいますが、mi toolsの「コンパイル&プレビュー」ツールでは、エラーが出てもdviファイルが出力されているときはプレビューを継続します。動作的にはmiにエラー解析機能が内蔵される前と似ているので、以前からTeXでmiを利用していた人には馴染みやすいでしょう。

ただし、エラー解析ではmiのデフォルトの方が安定しています。mi toolsでは稀にmiが予期せず終了することがあります。

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